学科にはオンライと対面がある
さて、普通免許教習生の47歳である。
技能のほかに、学科も受けなければならない。
当初、学科はすべてオンラインで済ませるつもりだった。
若者に混じって授業を受けるのが恥ずかしかったわけではない。
単に、学科のために教習所へ行くのが面倒だっただけだ。
オンラインは、自分の都合の良いときに受講できるし、移動時間もない。
人と会わなくてもよい(対人スキル低)。
最高である。
対面で学科を受けるメリットなんて、ないと思っていた。
しかし、一度対面で学科を受けたあと、考え方が変わった。
オンライン学科のやり方と現実
オンライン学科は、ログインして動画を見る形式だった。
教科書をなぞった説明のあと、動画が20分ほど流れて、それを見て終わり。
プラス先生…という、「ダーウィンが来た」のひげじい的なマスコットキャラクターが、なかなかいい味を出している。何度も見ていると、ちょっと愛着も湧いてくる。
だが、それだけだ。
ルールが意外と厳しい。
- 早送りはできない。
- チェックが厳しい。
受講中にマウス操作の検知、カメラによそ見を検知されると、
途中で「ちゃんと受講しているかチェック」が入る。
これが地味にうっとうしい。 - 「ながら」ができない。
画面をしっかり見ていても、何かを食べながらとか、他の人と「ちょっと会話をする」のもNG。 - 一時停止もできない。
「ぼーっとしていたから、今のところだけもう一度再生」ができない。
やるなら最初から見直すことになる。
受講前はトイレを済ませておかなければならない。
対面授業は“試験に出る”
オンライン授業は、一方的に映像が流れるだけなので、
「ここ、よく試験に出ますよ」みたいな一言は、基本ない。
対面だと、それがある。
「ここはこうやって覚えると覚えやすいよ」
「ここは丸暗記おすすめです」
「ここの数字で、間違える人が多いから気をつけて」
点数に直結する、非常にありがたい“マメ情報”がぽろぽろ出てくる。
記憶力の退化が気になる中年にとっては、参考書より“指導員のコソコソ話”の方が価値がある。
面白い
対面授業は、指導員の人柄も垣間見えてなかなか楽しい。
技能教習の面白話やあるある話をする指導員。
ひっかけ問題を嬉々として解説する指導員。
「私も昔はヤンチャな運転をしていてね」と武勇伝を語りだす指導員。
私は、教師の「寄り道話」が好きだ。
コミュ症だが、「人間味」は好きなのだ。
懐かしい感覚が楽しい
アラフィフにもなって机に座り、授業を受けることなど、
もう一生ないと思っていた。
蛍光ペンで教科書に線を引き、
赤ペンで「ポイント!」と書き込む。
思春期と赤点の思い出が、同時に蘇る。
若者のオーラ
親子ほど歳の離れた若者に混じって授業を受けていると、なんだか若返った気がしてくる。
若者のオーラがすごい。
弛んだ頬の肉が、引き締まった(気がした)。
そしてこっちが気にするほど若者は、教室に中年が混ざっていることを気にしない。
気づけば教室の一番前を陣取る自分(視力弱い)
私にとって対面学科は、
チャリ15分の移動時間(近い)を差し引いても、価値があった。
オンライン学科は、思っていたほど自由が利かなかった。
それに、自分の意志の力だけで50分も映像を見ていなければならない。
対面は不自由だが、そこがいい。
授業が始まってしまったら、家にいるときみたいに気が散る要素がない分、学科に集中できた。
自分には、対面の方が向いていた。
私は、スケジュールを調整しながら
できるだけ対面で学科を受けるようになっていた。
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