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2026年2月23日月曜日

教習所の詰め込みは受講は非効率【40代後半からの普通免許⑥】

教習期間を短くしたい

私は当初、教習所に通う期間をなるべく短くしたいと思っていた。

「今日が一番若い」という事実が骨身にしみる、中年と初老の間。
脳細胞が一つでも多いうちに試験を受けたい
切実である。

しかし、1日に技能2コマ、学科2コマを受講してみて気づいた。

疲れる。

そして、習得効率が落ちている気がする

教習所の技能2コマは、集中力がもたない

第一段階では、連続で受講できる技能教習は2コマまでだ。

技能1コマ目は真剣だ。

今、自分の足がアクセルにあるのかブレーキにあるのかを常に意識し、
カーブのたびに「今のタイミングは正しかったのか」と反省する。

だが、この集中力が2コマ目まで保たない。
自分でも、明らかに「ぼんやり」しているのがわかる。
やっていることは、教習所のコースをぐるぐる回っているだけ。

ふと横を見ると、眠そうな指導員

いや、わかる。指導員だって人間だ。
見慣れたコース。下手くその横に座ってノロノロ周回。
言えることだって、まだ限られている。
単調だし、眠くもなるだろう。

でもこっちは、1回5,000円払っている。

雑談でも鼻歌でもいい。
何かこう、働きかけが欲しい。
5,000円分、こっちに集中してほしい

……やっぱり鼻歌はダメだと思う。

そして「得るものが特になかったな」と思うまま、2コマ目が終了した。

技能のあとの学科は、ほぼ修行

次は学科だ。学科は一日の受講に制限はなく、何コマでも受けられたと思う。
でも、2コマにしておいて正解だった。
2コマ連続でも、かなりつらかった。

さっき指導員に「5,000円分起きてろ」とか思ってごめんなさい。

ものすごく、眠い。

慣れない運転のあと、気力が一欠片も残っていない
居眠りが見つかると受講し直しだし、
いい歳して居眠りを注意されて教室を追い出されるなんて恥ずかしすぎるので、根性で目を開ける。

やたら体勢を変えてみたりする。

そういえば、さっき指導員も同じことをしていたな。

当然、授業内容は一切頭に残らない

詰め込みをやめた

その日以来、1日に詰め込むのをやめた。

私には、技能1+学科1くらいがちょうど良かった。

若い人は飲み込みが早いから、
ガッと集中して受講して、バッと試験を受ける方が効率がいいのかもしれない。

しかし、私のような感の鈍い人間は、
3か月くらいかけてゆっくり習得した方が、身につく気がした。

時間はかかるが、忘れにくい。を目指したい。


教習所の対面学科は「試験に出る」。オンライン学科との違い【40代後半からの普通免許⑤】

学科にはオンライと対面がある

さて、普通免許教習生の47歳である。

技能のほかに、学科も受けなければならない。
当初、学科はすべてオンラインで済ませるつもりだった。

若者に混じって授業を受けるのが恥ずかしかったわけではない。
単に、学科のために教習所へ行くのが面倒だっただけだ。

オンラインは、自分の都合の良いときに受講できるし、移動時間もない。
人と会わなくてもよい(対人スキル低)。
最高である。
対面で学科を受けるメリットなんて、ないと思っていた。

しかし、一度対面で学科を受けたあと、考え方が変わった

オンライン学科のやり方と現実

オンライン学科は、ログインして動画を見る形式だった。
教科書をなぞった説明のあと、動画が20分ほど流れて、それを見て終わり。

プラス先生…という、「ダーウィンが来た」のひげじい的なマスコットキャラクターが、なかなかいい味を出している。何度も見ていると、ちょっと愛着も湧いてくる。

だが、それだけだ。

ルールが意外と厳しい。

  • 早送りはできない。
  • チェックが厳しい。
    受講中にマウス操作の検知、カメラによそ見を検知されると、
    途中で「ちゃんと受講しているかチェック」が入る。
    これが地味にうっとうしい。
  • 「ながら」ができない。
    画面をしっかり見ていても、何かを食べながらとか、他の人と「ちょっと会話をする」のもNG。
  • 一時停止もできない。
    「ぼーっとしていたから、今のところだけもう一度再生」ができない。
    やるなら最初から見直すことになる。
    受講前はトイレを済ませておかなければならない。

対面授業は“試験に出る”

オンライン授業は、一方的に映像が流れるだけなので、
「ここ、よく試験に出ますよ」みたいな一言は、基本ない。

対面だと、それがある。

「ここはこうやって覚えると覚えやすいよ」
「ここは丸暗記おすすめです」
「ここの数字で、間違える人が多いから気をつけて」

点数に直結する、非常にありがたい“マメ情報”がぽろぽろ出てくる。
記憶力の退化が気になる中年にとっては、参考書より“指導員のコソコソ話”の方が価値がある。

面白い

対面授業は、指導員の人柄も垣間見えてなかなか楽しい。

技能教習の面白話やあるある話をする指導員。
ひっかけ問題を嬉々として解説する指導員。
「私も昔はヤンチャな運転をしていてね」と武勇伝を語りだす指導員。

私は、教師の「寄り道話」が好きだ。
コミュ症だが、「人間味」は好きなのだ。

懐かしい感覚が楽しい

アラフィフにもなって机に座り、授業を受けることなど、
もう一生ないと思っていた。

蛍光ペンで教科書に線を引き、
赤ペンで「ポイント!」と書き込む。

思春期と赤点の思い出が、同時に蘇る。

若者のオーラ

親子ほど歳の離れた若者に混じって授業を受けていると、なんだか若返った気がしてくる。

若者のオーラがすごい。
弛んだ頬の肉が、引き締まった(気がした)。

そしてこっちが気にするほど若者は、教室に中年が混ざっていることを気にしない。

気づけば教室の一番前を陣取る自分(視力弱い)

私にとって対面学科は、
チャリ15分の移動時間(近い)を差し引いても、価値があった。

オンライン学科は、思っていたほど自由が利かなかった。
それに、自分の意志の力だけで50分も映像を見ていなければならない。

対面は不自由だが、そこがいい。
授業が始まってしまったら、家にいるときみたいに気が散る要素がない分、学科に集中できた。
自分には、対面の方が向いていた。

私は、スケジュールを調整しながら
できるだけ対面で学科を受けるようになっていた。



【技能1,2】カーシミュレーターと人生初の運転席【40代後半からの普通免許④】

初技能までの予習

47歳なので、教習所の「安心パック」
(いくら補習を受けても追加費用がかからないオプション)に入れなかった。

対象年齢、39歳まで。

つまり……
40代に補償パックを付けると、
教習所が大損するほど補習が増える、ということなのだろうか。

技能1回、約5,000円。

こわすぎる。

検索の鬼

それから私は、検索の鬼になった。

「40代後半 免許 コツ」

「アラフィフ 免許 難しい」

安心したり、絶望したり…また検索したり。
感情の振れ幅がすごい。

さらにYouTubeの教習動画で勉強した。
カーブ、S字、クランク、車線変更……。

年齢ハンデを少しでも縮めたい
というか、補習の5,000円を1回でも減らしたい。

そして、教習動画を見まくったおかげで、なんとなく運転が上手くなった気がした。
まだ運転席に座ったこともないのに。

技能1回目:運転シミュレーター

本物の車に乗る前に、運転シミュレーターで操作を体で覚える。

あの、ゲームセンターにあるハンドル付きの運転席みたいな機械だ。
着席し、「コインの投入口があるとしたらこの辺かな」と確認する。
ない。ここは教習所だ。

映像の指示に従って、ペダル、ハンドル、安全確認を学んでいく。
しかし、ハンドルが今どれくらい回っているのかが、まったくわからない。

「右に1回まわして、戻してください」

回すのはいい。
戻ったのかがわからない。

年齢というより、生来の勘の悪さが原因だと思う。

そして翌日、本物の車と対面することになった。

技能2回目:初めての実車

2回目の技能は、いよいよ実車だ。
人生で初めて運転席に座る。
ハンドルを握る前から、手に汗を握っている。

指導員が言う。
「準備ができたら、エンジンをかけてください」

座席とミラーを直し、シートベルトをかけ、緊張しながらエンジンボタンを押す。

エンジン、かからず。

あれ、この車壊れてるのかな…。

「ブレーキを踏まないとエンジンかかりませんよ」

そうなんだ。(運転シミュレーターの意味よ)

気を取り直してエンジンをかけ、ブレーキを離す。
そして、そろそろと動き出す車。

凄い。

車を運転している。私が。

初日は、教習所のコースを外回りしたり内回りしたりして終わった。
曲がるのは、難しかった。
直進はできた。時速10キロメートルの直進だ。

指導員「もうちょっとスピード出せますか。これじゃ、犬の小走りの方が速いですよ」

いやー、これで精一杯です……。
犬、速いな


教習前の運転適性診断【40代後半からの普通免許③】

適性診断とは

自動車学校に入校して、最初に受ける学科だ。

運転免許の適性検査って何をするのか、落ちたらどうなるのか?
と不安になったが、
落ちることはないらしい。

どんなにひどい結果でも、
「あなた運転に向いてないから、帰ってください」
なんてことにはならない。

単に、
教習生の運転適性が暴かれるだけだ。

やめていただきたい

「たぶんセンスはない。でも、ゼロと決まったわけでもない。」という、シュレディンガーの猫的希望を持つことも許されないのか。

甘い考えを徹底的に矯正してから教育するという方針なのか。…被害妄想がすごい。

なお、正式名称は、OD式安全性テストというらしい。


例題:インクのシミ(事実)

思っていたより心理テスト寄りだった。

例えば、こんな問題が出る。
インクのシミみたいな絵が描いてあって、
「これは何に見えるか、次の選択肢から選んでください」とある。

インクのシミに見える。
(選択肢にはない)

開始5分で不安になる。


診断結果 ― ひどい。でもだいたい当たっている

詳しい評価の記載は避けるが、
主に次のように書かれていた。

物事をあまり深く考えないで決断したり、早とちりする傾向があります。
(わかる)

ちょっとしたことで、心のバランスを失うことがあります。
(すごくわかる)

ちょっとしたことにも、腹を立てやすい傾向があります。
(痛いほどわかる)

自分を中心にして物事を考えがちです。
(いたたたた)

自分をよく見せようとして、背伸びをしたがる傾向が見られます。
(もうやめて)

OD式、夫並みに私のことを理解している。こわい。


安全運転のコツ

最後に書かれていたのがこれ。

安全運転のコツは、運転技術よりも運転マナーを身につけることです。

運転技術の前に人間性を正せと言われる。


原簿に残るという現実

診断結果は原簿に記入される。
「指導の参考資料」として。

適性検査の結果がひどくても、追い返されたりしない。
指導員に「あ、ヤバめの中年が来おったわい」と思われるだけである。

…これからの教習生活に、不安しかない。


結果はあくまでも参考

自分でも自覚していた「イタい」性格を指摘されて、ちょっと(かなり)動揺した。

しかし、私は
「運転に向いていない」のは覚悟の上で来ているのだ。

やるしかない。

シュレディンガーの箱の答えは、やはり「センスゼロ」だった。だが、はっきり言われて良かったのかもしれない。


気は引き締まった

自分は運転に向いていないのだから、
この先ずっと、安全運転の意識をなくさないようにしなければ

そう思えただけでも、
このテストを受けた意味はあったと思う。

できれば、励ましの言葉も欲しかった。


47歳、自動車学校に入校【40代後半からの普通免許①】

47歳で普通免許取得に挑戦する

私は自宅から自転車を15分こいで、自動車学校の門を叩いた。

御年、47歳。

40代後半、押しも押されぬ立派なアラフィフである。
40代、50代で免許を取るのは難しいと聞く。
補習による料金もかさむらしい。
やっぱりやめようかな。正直、何度も思った。

そこで私は心理的に自分を追い詰めるため、
「子供の夏休みが終わったら、通い始める」と周囲に宣言した。

そして、夏休みが終わってから、もう一か月が過ぎようとしていた。

私の基本情報

基本情報は以下の通りだ。

運動神経:なし

知性:なし

性格:うっかり(致命的)

信号の色は判断できるが、家でスマホを紛失すると、だいたい冷蔵庫で冷やされているタイプの人間だ。

唯一の武器(?)は、TSUTAYAカードを作るために25年前に取得した原付免許。取得以来、私のDVDライフは充実したが、一度も公道に出たことはない。
無事故無違反、ならぬ「完全無走行」のゴールド免許。

やる前から、自分の運転適性がゼロなことなど百も承知だ。
しかし、ゲートをくぐってしまった以上、もう引き下がれない。

自動車学校の入校手続き

受付のお姉さんにお声をかける。

「入校希望です」

別に変な顔はされない。
これくらいの年代で入校する人も、案外いるのだろうか。

いてほしい。

「身分証明書お持ちいただいてますか?」

もちろん、と、輝くゴールド免許を差し出す。

登録番号という、伏兵

「登録番号、お分かりになりますか?」

わかるはずがない

覚えている人間が存在するのか。

「登録番号がわからないと、住民票の提出をお願いすることになるのですが」

ええ……意を決してここまで来たのに、
「じゃあ後日……」では、あまりにも出鼻を挫かれる展開ではないか。

ちょっと待ってくださいね、と、免許を入れていたパスケースを漁る。

……あった。あのレシートみたいなやつ。

「免許証と一緒に保存しないでください」と書いてある、あの感熱紙。
免許証と一緒にパスケースに入ってた。

そして、私は無事にそのまま案内と説明を受けることができた。

年齢の壁

いよいよ、入校申し込み書に記入をしようとした時、
お姉さんがニコニコと言った。

「安心パック※は付けますか?」

「……安心パックの対象年齢って、39歳までですよね?

入校初日、早々に年齢の壁を感じたのだった。

※何度補習になっても追加料金が発生しないオプション。25000〜30000円くらい。

47歳は、安心を買うことができない

40代以降で免許を取得するには、気持ちと財布の覚悟が必要だ。

教習生活の「顔」になる写真撮影がある

その後、入校前の視力検査、写真撮影があった。

写真撮影、聞いてません。

知っていたら、もう少し髪を整えて行ったかもしれない。
眉毛もいつもより濃いめに書いたかもしれない。

教習所の入校時に撮影した顔写真は、原簿や仮免許証に使用されるものだ。

私の原簿には「飾らない」、素のままの47歳の顔写真が貼られている。

教習期間中ずっと、この「準備不足」の顔と付き合うことになるのだ。

辛い。

免許を取ろうと思った理由【40代後半からの普通免許②】

車のない実家で育った

さて、47歳の私である。

私の実家は、車を持たない家だった。
誰も免許証なんて持っていなかった。

だから、20歳前後で周囲が免許を取得しだしても、
車に馴染みのない自分にとっては、別世界の話だった。


嫁ぎ先は“車一家”

やがて、結婚した。
夫の家は車一家だった。

義父も義母も夫も兄弟も、バリバリ運転する人間だ。
アクセルとブレーキを、箸と茶碗くらい自然に扱う。

結婚してから今まで、車移動の際は
「免許持っていないので……」で免れてきた。
出発から到着まで、後部座席で居眠りしていても誰も怒らない、
優しい義実家である。

長いこと、気楽な戦力外ポジションでいられた。


一度だけ、免許を考えたことがある

35歳くらいのとき、
さすがに、いつも運転してもらっていて悪いなーという気持ちが芽生え、

「私も免許取ろうか?」

と夫に聞いてみた。

「今更免許を取るのは、費用を回収できない投資だろ

節約家の夫らしい答えだ。
ちょっと安心しつつ
(こちらから申し出たとは言え、運転するのは普通に怖かった)
そのまま時が流れた。


47歳という年齢

47歳。アラフィフの中では若めだが、「アラフォーです」とサバを読むのは無理がある。
中年から初老に足を突っ込みかけて、慌てて引っ込める年代である。

自分が歳を取るということは、当然、周りも歳を取る。
義両親が「免許返納」を考える年代になったのである。

「次の車検で最後かな」

という言葉を、3回くらい聞いた。
車生活に慣れているので、
車のない不便さを想像して、どうしても踏ん切りがつかないらしい。

そこで、いくら自己中心的な自分でも気づいたのだ。

今まで散々乗せてもらった分、
これからは、自分が運転手になるべきでは?


夫の老後計画

さらに、同時期に夫が老後計画を考え始めた。

「田舎の、ひっそりとした温泉地とかに住みたい」

電車通勤に疲弊したサラリーマンがいかにも言いそうな、田舎への夢を語る夫。そうか。君も疲れているんだね。良いよ。この際どこへでも付いて行くさ。

でもさ。

それって、最寄りのスーパーまで徒歩2時間とかの世界の話ですよね?


免許が、必要だと思った。

かなり真剣に。

ハンドルを握る自分を、人生で初めて想像した。
似合わなかった。

だが、徒歩2時間よりはマシだ。

そうして私は、漬け物石並みに重い腰を、ようやく「よっこいしょ」と上げたのだ。



2016年3月1日火曜日

Photoshop(CC)でレイヤー同士の距離が一瞬でわかる方法があった

Photoshopでレイヤー同士の距離が一瞬でわかる方法があったのでメモ。
UIデザインなんかで重宝しそうです。

移動ツールを動かして位置が知りたいレイヤーをCtrl押しながらクリックしたりマウスを滑らせたりするだけ。
いつからこんなことができるようになったんですかね。