教習所で指導員をNGにする判断基準(ごめんなさい指導員制度)【40代後半からの普通免許⑱】

教習所の指導員指名システムと、判断基準

私は心が狭い。

ちょっと嫌なことがあると「あ、この人は嫌」となりやすい。

だが、今や47歳。
若いころに比べれば、多少は許容範囲も広がったと思う。

そんな私だが、
およそ3か月の教習生活の中で、2人だけ、NGにした指導員がいる。

2人というのが多いのか少ないのかはわからない。
なんとなく多い気もする。
やはり心が狭い。

ごめんなさい指導員システム

最近の教習所は便利だ。
学科も技能も、予約はだいたいスマホで完結する。

だがそれだけではない。
技能を受ける指導員に対して、

  • お気に入り指導員

  • ごめんなさい指導員

という、指名システムまで存在する。
ごめんなさいは、要するに「すいませんが次回からこの指導員は外してください」と伝えられる仕組みだ。

理由を書く項目はない。単に指導員の名前を入力するだけだ。(教習所によって違う可能性はある)

教習生にとってはありがたいが、
指導員にとっては、なかなか緊張する仕組みではなかろうか。

私はこのシステムを、2回だけ使った。

怒鳴られたとか、侮辱されたとか、そういう深刻な理由ではない。
もう一度この人の教習を受けて、自分に得るものがあるかどうか

それが基準だ。

一人目:関係のない愚痴を聞かされる

第一段階の教習のときだった。

運転席に座って、今日は何をするなどの説明を受けていたのだが、
その指導員は、前のコマの路上教習での愚痴を、なぜか私に語りだした。 

しらんがな。

歳が近そうだったから、同僚みたいなノリだったのかもしれない。
だが私は車の運転を教えてもらいに来ているのだ
教習で嫌なことがあったなら、休憩室で本当の同僚を相手にやってくれまいか。

もしかしたら、「お前はこんなことするなよ」とクギを刺されていたのかもしれない。

真相はわからないが、そのとき私は「この人と路上教習に出たくないな」と思った。

そして、普通に萎縮した。
小心者なので。
このあとの教習で何をやったのか覚えていない。

「愚痴られるようなことをしていないだろうか」ということで、頭がいっぱいになってしまった。 

家に帰って、そっと「ごめんなさい指導員」に名前を入れた。

二人目:無口すぎる

一度目は、まだ第一段階で教習コースを走っているときだった。

「次の角を左」
 「●番の交差点」
など、走行の指示は出す。 

それだけ。

「えっと…どうでしたか?」
「…」
「あの、今のカーブの仕方…」
「次右折して」
「あはい」

こんな感じ。
終わった後の総括もなし。
原簿(教習の記録簿)に何か書き込んで「お疲れ様でした」

でもこのときはまだ、教習コースをぐるぐる回っているだけだったので
「そんなに言うことがなかったのかな」なんて思っていた。 

 二度目。路上教習。

やはり何も言わない。
もはやこわい。

いつもは沈黙が気にならないコミュ障の私ですら
耐えきれず(謎の敗北感)、ついに会話を切り出す。

「前も教習車ですね。目的地は同じですかね」
「どうですかね。」 
 終了である。 

その後、その指導員は、走行の指示と「おつかれさま」以外は何もしゃべらなかった。

なんというか、
教えようという気持ちが伝わってこない。

一度目は「そんなこともあるか」と思えたが、二度目、である。
約1万円分である。

家に帰った私は「ごめんなさい指導員」に二人目の名前を入れた。

指導員をNGにした後

指導員をNGにした事に対して、教習所からは特にヒアリング等もなく、その後も淡々と教習が進んだ。

ごめんなさい指導員システムは、複数人で受ける教習のときは、希望が通らないこともあると注意書きがあった。
だから複数教習の時は少し緊張したが、結果的に、ごめんなさいの指導員とは一度も接点を持たず卒業した

当たり前だが、校内では見かけることもあった。
でもそれだけだった。

愉快で個性的な指導員

指導員の中には物言いが厳しい人もいたが、それは気にはならなかった。
運転を教えよう、ダメなところを直そうとしてくれていると感じたからだ。

昔の教習話で聞くような、とにかく怒鳴るとか、腹いせをされているとか、
そんなふうに感じることは一度もなかった。

優しくてアドバイスも的確な指導員もいて、
「またこの人がいいな」と思うこともあった。

それでも最後まで「お気に入り指導員」システムは使わなかった

指導員も人間なので、教え方の合う・合わないはあるし、
「この人クセ強いな」と思う人もいた。
だが、それも含めて、毎回指導員が変わるのは楽しかった

もしかしたら次こそ
「この人こそ!!私の師!!」という指導員に当たるかもしれない。

そう思いながら、最後まで指導員ガチャを回し続けた。

運命の指導員はついに見つからなかったが、
心の中のお気に入り指導員は、たくさん見つかった


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