仮免効果測定と学科の勉強【40代後半からの普通免許⑦】

仮免効果測定

効果測定は、学科試験の模試だ。
仮免前と本免前、合計二回ある。
効果測定に合格しないと、技能検定に進めない。

暗記テストだ。

何を隠そう、学生時代は一夜漬けのキングと呼ばれていた私だ。
暗記のコツは心得ている。
しかし、記憶力は20歳くらいから落ちていくと聞いたことがある。
気がする。たしか。

47歳というと、ピークから27年も下降していることになる。
株なら間違いなく上場廃止だ。
若い時に取得する場合と比べ、かなりハンデがあるように思う。

正直、本格的に勉強を始めて、若い頃との記憶力の差に愕然とするのが怖かった。
努力してもどうにもならない部分があると知るのは、なかなか堪える。

だが、やるしかない。

仮免学科試験の勉強方法

そして私は、
「もうやらなきゃダメな気がするギリギリ」の
試験4日前から、1日1時間ほど勉強することにした。

満点様(学科試験の問題演習サイト)を解いて、間違えた問題と似た問題をひたすら解く。覚えていないところを潰していくだけだ。

ドクダミ戦法

満点様は「同系統の問題」をまとめて解いていけるのが良かった。

ドクダミの根っこは地下で繋がっている。
地上の葉だけ抜いても、数日後にはまた生えてくる。
本気で駆除するなら、地下を掘り、周囲の根をまとめて引きずり出さなければならない。

あれと似ているような気がする。
一問だけ正解しても駄目だ。
似た設問、ひっかけ、言い回し違い。
地下茎ごと、根こそぎいく。

記憶に残らないオンライン学科

「こんなの習ったかなー?」と記憶が薄いのは、だいたいオンライン受講の項目だった。

オンライン受講はカメラで監視されているので、あまり下を向けず、メモが取れない。

そして何より、「家」である。

視界にスマホが入る。
LINEが来ているようだ。
普段は放置するくせに、こういう時はやたら気になる。

別室では子供がテレビを見ている。
笑い声。
宿題やれ。

あ、米。
あ、洗濯。
あ、しまお(魚)に餌……。

意志の弱い人間に、オンライン受講は向かなかった。

ちゃんと覚えているのは、オンライン学科の癒し、
平成のぎこちなさが残る3Dマスコット、プラス先生の顔だけである。

プラス先生、可愛いね。

対面ならバッチリ覚えているかというと、そうでもない

もちろん、対面で受講したところでも、
覚えていない箇所は覚えていない。

教科書には
「丸暗記!!!」
と赤ペンで花丸が書いてあったりする。
間違いなく自分の字で。

記憶の定着が悪いのは、歳のせいなのか、地頭のせいなのか。
どちらがましなのだろうか。

仮免効果測定の結果

開始時間ギリギリまで満点様を解き続けた結果、

満点を取ってしまった。

50点満点中、50点。
満点様、様様である。
様が多い。

試験結果を渡されて、事務員が
「すごいですね(ニッコリ)」と言った。

私は一瞬、状況が理解できなかった。

褒められた?
テストで?
47歳で?

テストで良い点を取って人に褒められるなんて、
小学生以来ではないだろうか

嬉しかった。
なぜかこっ恥ずかしかった。

「満点様、あの、満点様で、満点様で!」

勉強しました、と言おうとしていた。
まさかこんなイベントがあるなんて想定していなかったので、
固有名詞しか言えない人になってしまった。

事務員は最後まで、慈愛に満ちた笑みを崩さなかった。

私の記憶力は、まだ生きていた。

よかった。心の底から、よかった。

再放送

ちなみに効果測定の点数は、原簿に記載される。

次の技能教習のとき、
別の指導員からまた言われた。

「すごいですね(ニッコリ)」

まさかここで
いい歳してテストの点数を褒められるイベント」の再放送があるとは思っていなかったので動揺したが、

「あ、はい!満点様で勉強しました!」

今度はちゃんと言えた。

学科試験対策サイト、満点様について

実は、はじめて満点様のサイトを覗いたとき、
平成初期の香り漂うデザインに、
私は一抹の不安を覚えた。

そこでGoogleストアで
最新の学科対策アプリを入れようかと思っていたのだが、
指導員という指導員が、口を揃えて言うのである。

「学科の勉強をするなら、満点様で」

そんなに言うなら……と、
半信半疑で始めた。

疑ってすまなかった。

学科試験の勉強は、満点様で。
見た目はレトロ。

中身は現役。




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